ORIGINAL LEARNING ARTICLE 06
文章題・読解の要点を見つける5ステップ
問題文の条件と質問を分け、考えた道筋を残す読み方を紹介します。
この学習の目的
文章を最初から何度も読み直すのではなく、質問に必要な情報を選び、答えの理由を説明できるようにします。算数でも国語でも、読んだ内容を図や短い言葉に置き換えることを大切にします。
準備するもの
- 問題文や説明文が載ったプリント・教科書
- 線を引く鉛筆と、短くまとめるノート
- 分からない言葉を調べる辞書や教科書
- タイマー(10〜15分)
進め方
先に質問を読む
何を答えるのかを先に確認します。「いくつ」「なぜ」「どのように」など、答えの種類を丸で囲むと、必要な情報を探しやすくなります。
条件と大事な言葉に印を付ける
数字、単位、登場人物、変化を表す言葉に線を引きます。国語では段落ごとに同じ意味を繰り返している言葉を探し、算数では使う条件と使わない情報を分けます。
関係を短く図にする
分かったことを、表・矢印・一文の要約のどれかにします。全部を書き写す必要はありません。二つの量の関係や、筆者の主張と理由が見える形を選びます。
根拠を確認して答える
答えを書いたら、問題文のどの部分を使ったかを指で示します。国語なら根拠の一文、算数なら使った式と単位を確認し、答えだけにならないようにします。
読み方を一言で残す
「質問を先に見た」「表にした」「理由の段落を探した」など、役立った方法を一つメモします。次に似た問題へ取り組むときの自分用の手がかりになります。
具体例
例:算数の文章題と国語の説明文
算数で「全部で何個」と聞かれたら、増えた量と最初の量を別々に囲み、足し算になる関係を図にします。国語の説明文で「筆者の考え」を聞かれたら、結論らしい一文を探し、その前後にある理由を一つ添えます。どちらも、質問・条件・根拠の順に整理すると読み返す場所が絞れます。
よくある失敗と工夫
- 最初から全部を覚えようとする質問に関係する情報から確認します。必要な部分を選ぶ練習をすると、長い文章でも読み方が安定します。
- キーワードだけで答える同じ言葉が出ていても、条件や理由が違う場合があります。キーワードの前後を一文ずつ読み、関係を確かめます。
- 答えの理由を残さない正解した問題でも、使った文や式を一つ残します。次に似た問題へ取り組むとき、再現できる方法になります。
確認チェックリスト
- 先に質問の種類を確認した
- 条件・数字・大事な言葉に印を付けた
- 表・図・要約のどれかに整理した
- 答えの根拠になる文や式を確認した
- 役立った読み方を一言メモした