ORIGINAL LEARNING ARTICLE 05
Minecraft BedrockでAdd-onを作る基本手順
小さな変更を安全に試し、つくったものを説明できるようにする入門ガイドです。
この学習の目的
ファイルの役割、設定値、テストと修正の流れを体験します。最初から大きな作品を作らず、1つの変更を記録しながら進めることが目標です。
準備するもの
- Minecraft Bedrock Editionの利用環境
- テキストエディター(保護者と相談して選ぶ)
- テスト用の新しいワールドとバックアップ
- 作業フォルダーを整理する場所
進め方
変更を1つだけ決める
新しいアイテムの名前を変える、見た目を変えるなど、最初は小さな目標にします。完成条件を「ワールドで変更を確認できた」のように書きます。
パックの役割を分ける
見た目や音を扱うリソースパックと、動きや設定を扱うビヘイビアパックがあります。どちらを使うかを決め、作業フォルダーに分けて置きます。
manifestと設定を確認する
パック名、説明、バージョン、UUID、モジュールなどをmanifest.jsonに設定します。必要に応じて最低対応バージョンや、リソースパックとビヘイビアパックの依存関係も確認します。JSONはカンマや引用符の位置で読み込めなくなるため、1項目ずつ保存して確認します。
テスト用ワールドで有効にする
本番で遊んでいるワールドではなく、バックアップを取った複製のテスト用ワールドに適用します。パックの有効化の場所や、必要な実験機能の有無は、使っているバージョンの公式案内と画面で確認します。
結果を記録して修正する
できたこと、できなかったこと、表示されたエラーを短くメモします。一度に複数の設定を変えず、1つずつ戻して原因を探します。
具体例
例:ブロックの見た目を変える
最初の目標を「リソースパックで既存ブロックの見た目を1つ変え、テスト用ワールドで確認する」と決めます。manifest.jsonのheaderとmodulesにそれぞれ別のUUIDを設定し、画像ファイルを正しいフォルダーに置いてから、ワールドを複製して適用します。表示されなければ、ファイル名・フォルダーの場所・JSONの記号・パックの読み込み順を順番に確認します。
PRACTICE
最小作例:オリジナルアイテムを1つ追加する
Microsoft LearnのCustom Items手順に合わせ、Behavior PackとResource Packを1組作る最小構成です。JSONの仕様は公式資料で確認していますが、DekiPACO側ではMinecraft実機での動作確認は未実施です。
仕様確認日:2026-09-16。Minecraft Bedrock実機での動作は未確認。Minecraftの更新で仕様が変わる場合があるため、作業前に公式資料も確認してください。
1. フォルダー構成
DekiPACO_Learning_Token_BP/
├─ manifest.json
└─ items/
└─ learning_token.json
DekiPACO_Learning_Token_RP/
├─ manifest.json
└─ textures/
├─ item_texture.json
└─ items/
└─ learning_token.png2. Behavior Pack / manifest.json
{
"format_version": 2,
"header": {
"description": "DekiPACO Learning Token Behavior Pack",
"name": "DekiPACO Learning Token BP",
"uuid": "9bf26fa0-b0d3-4dad-8f42-85363e1c39af",
"version": [1, 0, 0],
"min_engine_version": [1, 20, 30]
},
"modules": [
{
"description": "DekiPACO Learning Token data",
"type": "data",
"uuid": "ff49fe1e-0494-4db8-8d60-c03c514a520e",
"version": [1, 0, 0]
}
],
"dependencies": [
{
"uuid": "87cefc86-f70c-4f85-b0a7-0d57327e23c7",
"version": [1, 0, 0]
}
]
}3. Resource Pack / manifest.json
{
"format_version": 2,
"header": {
"description": "DekiPACO Learning Token Resource Pack",
"name": "DekiPACO Learning Token RP",
"uuid": "87cefc86-f70c-4f85-b0a7-0d57327e23c7",
"version": [1, 0, 0],
"min_engine_version": [1, 20, 30]
},
"modules": [
{
"description": "DekiPACO Learning Token resources",
"type": "resources",
"uuid": "64b34e7e-97ac-4d52-a6d6-cc3311874246",
"version": [1, 0, 0]
}
]
}4. Behavior Pack / items/learning_token.json
{
"format_version": "1.20.30",
"minecraft:item": {
"description": {
"identifier": "dekipaco:learning_token",
"menu_category": {
"category": "items"
}
},
"components": {
"minecraft:max_stack_size": 16,
"minecraft:icon": {
"textures": {
"default": "dekipaco:learning_token"
}
},
"minecraft:display_name": {
"value": "Learning Token"
}
}
}
}5. Resource Pack / textures/item_texture.json
{
"resource_pack_name": "DekiPACO Learning Token RP",
"texture_name": "atlas.items",
"texture_data": {
"dekipaco:learning_token": {
"textures": "textures/items/learning_token"
}
}
}よくある失敗と工夫
- 遊んでいるワールドで直接試す設定の誤りでワールドに影響が出ることがあります。必ず複製やバックアップを作り、戻せる状態でテストします。
- UUIDを使い回すmanifest.jsonのheaderとmodulesには、それぞれ別のUUIDが必要です。同じ値を使い回さず、新しいパックごとの値をメモして管理します。
- 複数の設定を同時に変える何が原因か分からなくなります。変更は1つずつ行い、動作した時点のファイルをコピーしてから次へ進みます。
確認チェックリスト
- 変更する内容を1つに絞った
- テスト用ワールドを複製した
- リソースと動作のパックを区別した
- manifest.jsonのheaderとmodulesに別のUUIDを設定した
- 変更と結果をメモに残した