ORIGINAL LEARNING ARTICLE 13
守破離のフレームワークで学びを深める方法
基本をまねる、工夫する、自分の形にする。学びを一歩ずつ深める考え方です。
この学習の目的
守破離は、もともと茶道や武道などの修行の段階を表す考え方です。ここでは学習に使いやすいように、まず分かりやすい型を試し、理由を理解してから自分に合う工夫を加え、最後に自分の場面で使う3段階として簡単に紹介します。守破離を使えば必ず上達するという意味ではなく、教科や活動に合わせて何度も行き来しながら使います。
準備するもの
- 先生・教科書・見本など、まねできる基本の型
- 練習するプリントやノート
- 工夫した点と結果を書くメモ欄
- できたこと・次に試すことを書く振り返り欄
進め方
守:基本の型をそのまま試す
先生の説明、教科書の例題、道具の使い方などを、まずは同じ順番で試します。急いで自分流に変えず、どこが大切な手順なのかを見つけます。
守:できた条件を記録する
どの問題ならできたか、どこで迷ったかを書きます。型を何度か試して、手順の意味や注意点を自分の言葉で一つ説明できる状態を目指します。
破:一つだけ工夫して比べる
基本の目的を守りながら、順番・図・道具・時間の使い方を一つだけ変えます。変える前と後の結果を比べ、うまくいかなかった工夫も理由と一緒に残します。
離:自分の場面に合わせて組み立てる
基本と工夫の中から、自分の学年・得意不得意・目的に合う方法を選びます。なぜその方法にしたのかを説明し、別の問題でも使えるか試します。
3段階を振り返って次を決める
「守で分かったこと」「破で変えたこと」「離で使えた場面」を一行ずつ記録します。まだ基本が不安なら守に戻り、工夫が合わなければ別の方法を試します。
具体例
例:計算の確認方法を自分に合わせる
守では、問題文の数字を囲み、途中式を書き、答えを逆算する手順を教科書どおりに試します。破では、数字を囲む色を変えるなど一つだけ工夫します。離では、文章題は図、計算だけの問題は概算というように、問題の種類に合わせて確認方法を選び、その理由を説明します。
よくある失敗と工夫
- 基本を試さずに自分流へ進む型には理由があります。まず一度は同じ手順で試し、分からない部分を質問してから工夫へ進みます。
- 破をルール無視と考える目的や安全を壊すことではありません。何を守ったまま、どこを工夫したのかを言葉にします。
- 一度の結果で方法を決めるできた・できないだけでなく、時間や分かりやすさも比べます。合わない方法は守へ戻って調整できます。
確認チェックリスト
- まねできる基本の型を一度試した
- 型の大切な手順や理由を一つ説明できた
- 工夫を一つだけ加えて結果を比べた
- 自分の目的に合う方法を選んだ
- 守・破・離で分かったことを記録した